ノートを撮影する撮影台を作ってみた Part 2/10【電子工作・ダンボール工作】

どうも、ゼロ・インピーダンスの Kenn です。

今回は、教育動画向けに、数学などのノートを撮影するための撮影台を作製していこうと思います。

設計

まず、全体像としてはこんな感じで、それぞれの部分を設計していきます。

今回は設計がほとんどなので、動画を見たほうが分かりやすいと思います。

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設計: メインパッド

用紙を置く土台となる部分。

A4 の用紙が収まる大きさにしないといけないから、メモパッドの回転軸とポールがおさまように、縦方向にはかなりの余裕が必要になります。

パッドには、ダイソーで売られてる \( 0.75\,\mathrm{mm} \) のプラスチック板を使おうと思う。

設計: メモパッド

メモ用紙のサイズは、最初は A5 サイズを考えていたんだけど、回転させるとポールに当たってしまうことが分かったので、横 \( 10\,\mathrm{cm} \)\( 21\,\mathrm{cm} \) の変則サイズにした。

下敷きにはメインパッドと同じく、プラスチックを使う。

回転させる仕組みとしては、直径 \( 6\,\mathrm{mm} \) のストローを回転軸に被せて空回りさせる方法を使おう。

メモパッドをメインパッドと固定するために、両方に磁石を埋め込みます。ダイソーで 25 コで 100 円で売られているやつね。

設計: ベース

全体的な寸法はこんな感じ。まさき実生活で三角関数を使うとは思わなかった。

geometry.png

メインパッドの傾斜は \( 17^\circ \).

設計: ポール

ポールとアームの先にスマホを載せるから、そこそこの強度が必要になる。

設計: アーム

アームの先端にスマホを載せても歪まないようにするために、ポールとの接着面を広くとります。

設計: シーリングライト

LED の配置はこんな感じ。

ceiling-light-layout.png

本当はもっと横に長くしたかったんだけど、そうするとメモパッドを回転させたときに邪魔になるので、ポールの幅に収まるようにした。

ストローを 2 本使って回転軸を作り、角度調整ができるようにする。

上からのライトだと紙に反射した光がカメラに写ってしまうかもしれないから、トレーシングペーパーで光を弱くするフィルタをつけます。

設計: サイドライト

side-light-wiring.png

そのままだとしまうときに邪魔なので、パッド側に倒して収納できるように回転機能をつける。

サイドライトも LED を 5 コ直列にして、それを左右に取り付ける。

LED の配置はこんな感じ。

side-light-layout-1.png

特に僕は目が弱いので、目に直接明かりが入らないように、傘のようなもので光を遮る。

配線は、こんな感じにしたい。

frame-wiring.png

設計: ホルダー

メインパッドと同じく \( 17^\circ \) の傾斜をつけるので、スマホがすべって落ちないように、ストッパーが必要。

ちなみに、スマホは横にした状態で置きます。スマホのレンズの位置は機種によって違うけど、一応、どんなケースでも対応できるように穴のサイズと位置を決める。

さいごに

はい、今回はここまでです。

今回作製した設計図とかは GitHub にアップロードしてますので、もし作ってみたいという人がいれば、参考にしてください。

では、ここまで見てくださった方、本当にありがとうございました。

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ゼロ・インピーダンスの Kenn でした。

      2020/06/14

 - 電子工作